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2009年10月19日 (月)

北海道日本ハムファイターズ 今季のチーム成績 その2 ~野手・捕手篇~

◎前回からかなり間隔があいてしまったが・・・・続いては、我が北海道日本ハムファイターズが誇る野手・捕手篇。

昨季の貧打状態から一変して、今季は面白いように打線が繋がるようになり、気付いたら12球団一の打率(.278)と得点力(689得点)を要する強力打線となった。但し、ホームランの数は多くない(112本)。要は1番から9番まで各打者が四死球・長短打・エラーで出塁し、ランナーを溜め、たとえヒットが打てなくとも最低限の進塁打を打ち、エンドランやバントを盗塁などをからめてランナーを進め、次の打者にチャンスをつなげる意識を徹底させた“つなぐ野球”“スモールベースボール”である。
一方で、リーグNo.1と目される自慢の守備力は今シーズンも相変らず鉄壁を誇った。絶体絶命のピンチを好守備で救うシーンが再三見られ、守備から攻撃のリズムを作るファイターズ野球の基本線となった。

そんな今季の“つなぐ打線”のチーム方針を最も象徴する打者が、右ひざの古傷を抱える影響もあり、今季から捕手から一塁手に事実上コンバートされたファイターズの4番打者・高橋信二捕手(31歳・右投右打)。捕手登録ながら一塁手&DH起用での打撃専念のチーム方針が功を奏して、シーズン中盤まで首位打者争いを演じ、プロ13年目で初の打率三割以上を達成、パ・リーグ打率ランキング5位に入った。また、セ・パ交流戦では首位打者になるなど大活躍。134試合に出場、508打数157安打(リーグ6位)・打率.309、本塁打8、打点75(リーグ13位)、得点圏打率.326、勝利打点10、犠打7と、以前から彼のセールスポイントでもある滅法強い勝負強さと、今季から4番打者ながらホームランより右打ちやセンター返しでヒット狙いや進塁打を優先させる確実性を重視し、時には送りバントも辞さないなどのチームバッティングに徹する意識改革に取り組んだのがハッキリと現れている。それにより従来の4番打者のイメージとは一線を画す“フォア・ザ・チーム”の象徴のような“つなぐ4番”としてチームの勝利に大きく貢献した。ちなみに、元々彼はスラッガーとして入団。2004年には捕手として26本塁打を放っている実績があるが、それが一変して今や12球団で最も右打ちが上手い4番打者になった。一方で不慣れと思われた一塁での守備も軽快なグラブ捌きとフットワークで度々攻守でピンチを救う大活躍。ひょっとしたらパ・リーグのレギュラー一塁手で一番上手いかも!?…これも怪我の功名かな?? 今やファイターズ野球に欠かせない“つなぐ4番”である。

今季から正式にチームリーダー(主将)に就任したプロ15年目のベテラン・稲葉篤紀外野手(37歳・左投左打)はシーズン前に行なわれたWBCでは4番を打つなど活躍し、2度目の世界一に大きく貢献。しかし、その影響をモロに受け、今季はその疲労蓄積による故障やスランプがやや長引いたものの、不動の3番打者としてシーズン中盤まで首位打者争いに加わり、リーダーシップを随所に発揮してシーズンを通しチーム全体を鼓舞し牽引した。135試合に出場、パ・リーグ打率ランキング10位の500打数150安打(リーグ10位)・.300、本塁打17、打点85(リーグ5位)、得点圏打率.305、勝利打点7。今季は主に3番を打ち、チャンスを広げる役目やランナーをきっちりとホームに帰すポイントゲッターとして活躍。一方、守備面でも、昨季まで3年連続ゴールデングラブ賞を受賞した自慢の守備力を如何なく発揮。定位置であるライトでの堅守により再三ピンチの芽を摘んだ。過去にヤクルトスワローズで9年間主力としてプレーした実績があるが、今やダルビッシュと共にファイターズの“顔”。攻守面だけでなく精神面においても欠かすことの出来ない“ファイターズの大黒柱”である。本拠地・札幌ドームでは彼がチャンスの場面で打席に入ると、ファイターズファンの大半がこぞってチャンステーマに乗ってジャンプしはじめ、球場(観客席)全体が震度4クラスの震動が発生、中継カメラまでもブレまくりの「稲葉ジャンプ」が名物。12球団の中で最も多いとされる女性(特に主婦)の割合が高いファイターズファンの間では不動のエース・ダルビッシュ投手を抑えてダントツの一番人気である。ファイターズNo.1のマダムキラーだ。

意外だったのが、これまで地味な“守備の人”のイメージだったベテラン・金子誠内野手(34歳・右投右打)の打棒爆発。136試合に出場し、454打数138安打・打率.304、本塁打14、打点66、プロ16年目にして初の打率三割以上を達成、パ・リーグ打率ランキング9位に入り、いずれの打撃部門でも自己最高成績を残し、16年目で見事に打撃開眼。しかも、主に9番を打ちながら、得点圏打率.360、勝利打点7とチャンスに滅法強く“恐怖の9番打者”と他チームから恐れられた。2年ぶりのパ・リーグ優勝を勝利で飾った10月6日の対西武戦でも4回に14号2ラン、12回にはサヨナラ犠飛を放つ大車輪の活躍ぶり。まさに今季の彼を象徴するシーンだった。一方で、今季もショートのポジションで自慢の華麗な守備を随所に披露、ヒット性のあたりを難なくアウトにする守備範囲の広さで再三のピンチを救う“内野守備の要”。守備だけで1億円以上の価値がある選手である。過去に二塁手で2年連続(1998年・1999年)ゴールデングラブ賞の受賞経験があるが、何故か現在の定位置である遊撃手では受賞経験がない。元々彼は高校時代から二塁手だったが、2002年にショートへコンバートされて現在に至る。また、昨年まで選手会長やチームリーダー(主将)を務めた精神的支柱の一人でもある。彼が打席に入るとファンがこぞって掲げる“誠”の文字が入った浅葱色の新撰組隊服デザインのタペストリーが札幌ドーム名物。ややへそ曲がりで茶目っ気たっぷりのキャラクターとFA権を取得しながら“生涯ファイターズ”宣言をしているチーム愛から、多くのファンに親しまれている。ちなみに彼の奥さんは元・ニュースステーションのキャスターで元・テレ朝の報道記者の白木清かさん。

今季パ・リーグ打率ランキング7位に入ったプロ6年目の糸井嘉男外野手(28歳・右投左打)は2003年に自由獲得枠の大卒投手として入団。しかし、球は速いがコントロールがとても悪く、2軍の試合でも全く使い物にならず。ところが、その散々な有様を見かねた当時ファイターズのGM(ゼネラルマネージャー)の高田繁・現・東京ヤクルトスワローズ監督が、彼の持つ類稀な身体能力に目を付け、野手転向を強く進言、すんなりと受け入れた彼は3年目から打者(野手)となったが、大きな転機となったのが6年目の今季。陸上選手並みの俊足と跳躍力、流し打ちでも軽々とレフトへスタンドインできるほどのパワー、そして投手仕込みの強肩というメジャー級の身体能力をフルに生かし、鉄壁の守備力を誇る森本稀哲外野手からセンターのレギュラーの座を奪取、131試合に出場し、425打数130安打・打率.305、本塁打15、打点58、勝利打点5、得点圏打率.333、盗塁24(リーグ7位)と打撃・走塁両面で大活躍。特に2塁打が40本とダントツのリーグ1位。シーズン終盤まで首位打者争いを演じた。彼もまたチャンスの場面では非常に勝負強かった。打順はその日によって度々変動したが、特に2番・6番・7番を打った。おまけにあの森本外野手以上の守備範囲の広さと脅威の強肩も度々披露するなど、まさしく何でも出来る走・攻・守3拍子そろった活躍ぶりで、これまで秘めていた高い素質が今季ついに開花した。試合後のヒーローインタビューで披露した「規則正しい生活」が彼のモットー。度々常軌を逸した天然系の発言が話題になるなど、おバカキャラ、不思議キャラで人気がある。

ファイターズでは数少ない?一発長打が最大のウリである日本球界2年目の元メジャー経験者のアメリカ人助っ人、ターメル・スレッジ外野手(32歳・左投左打)。シーズン序盤に右足の故障で戦線離脱し、スランプも比較的長かったものの、117試合に出場し、418打数111安打・打率.266(リーグ24位)、本塁打27(リーグ3位)、打点88(リーグ4位)、得点圏打率.248、勝利打点17と、率こそ高くないものの、ここぞと言う所で効果的な一発を放ちチームの勝利に大きく貢献。特に優勝が掛かるシーズン終盤は鬼のような活躍ぶり。優勝請負人でもある外国人選手としては十分な働きぶりだった。外野手登録だが、指名打者での起用が多く、昨季は4番が多かったが今季は主に5番を打った。本職の外野(主にレフト)の他、一塁も守る。守備範囲は広くないが堅実なグラブさばきを見せる。メジャー経験が豊富なのに謙虚で、明るく人懐っこくてとても真面目で研究熱心。チームメイトやファンから愛されている。その魅力ある長打力と類似する名前から連想させる「スレッジハンマー(大ハンマー、掛け矢)」の力強さから、彼が打席に入るときのテーマ曲は『スレッジハンマー』(歌:ピーター・ガブリエル)であり、ファンもおもちゃのピコピコハンマーやアメリカ国旗などを振って応援する。アフリカ系アメリカ人と韓国系アメリカ人のハーフなので焼き肉とキムチが大好き。北海道に来てからはホッケのフライも大好物。

今年見事に素質が開花したもう一人が、小谷野栄一内野手(29歳・右投右打)。1980年生まれの松坂世代の一人で、現・アメリカ大リーグ・レッドソックスの松坂投手とはリトルリーグの江戸川南リーグ時代にチームメイトだった。2002年にドラフト5位で入団。プロ7年目の今シーズンは三塁レギュラーの座を不動のものとし、序盤から中盤まで首位打者争いをする華々しい活躍ぶり。138試合に出場、530打数157安打(リーグ6位)・打率.296(リーグ11位)、本塁打11、打点82(リーグ7位)、勝利打点11、得点圏打率.278。今季は主に6番か7番を打った。後半はスランプや怪我等により失速し、初の三割は逃したが、それでも満塁には非常に強いなど、数字には表れない勝負強さと得意の右打ちやセンター返し、送りバントを器用に決めるなどチームバッティングに徹した姿勢が随所に光った。時折、思い切りフルスイングして自慢のパンチ力を披露。プロ入り初の二ケタ本塁打と初の規定打席を達成した。優勝を決める終盤でも自慢の勝負強さとパンチ力を如何なく発揮。今やチームに欠かせないポイントゲッター&内野守備の要の一人となる。元々、内野手として入団した彼は、その後、内野手→外野手(主にレフト)→内野手(三塁・一塁)と主な守備位置が二転三転したお陰?で、見かけに寄らず内外野守れるユーティリティープレイヤーとなった。特に今季の三塁での俊敏なグラブさばきとハッスルプレーが目立った。いかつい風貌からは想像できない?繊細の心の持ち主でもある。

今年から選手会長に就任したファイターズの1番打者・田中賢介内野手(28歳・右投左打)は、プロ入り10年目の28歳。東福岡時代は現・横浜ベイスターズの村田修一内野手らとクリーンナップを組み、2000年にファイターズ入団後、プロ6年目の2006年にようやく秘めていた打撃センスが開花。初の三割達成とチームの日本一に大きく貢献。2006年と2007年に犠打のタイトルを連続受賞している。今季は全144試合3年連続でフル出場し、575打数163安打(リーグ3位)・打率.283(リーグ15位)、本塁打3、打点49、勝利打点7、得点圏打率.322、盗塁31(リーグ4位)、犠打17。好不調の波が激しいのが玉にキズ。打ち出すと止まらないが、打てないとサッパリ。それに四死球(79)も多いが三振(105)も多い(笑)それでもチームの中心選手の一人として今シーズンは1番打者としてチーム唯一のフル出場を達成。終盤のスランプ再発でせっかくの2度目の三割達成を逃してしまったが、それでも、今季も過去に3年連続でゴールデングラブ賞受賞しているリーグ屈指の守備範囲の広い華麗なグラブ捌きを随所で披露、自慢の俊足を生かした盗塁と巧打、勝負強いポイントゲッターとして一番打者の役割を十分果たし、選手会長として2年ぶりのリーグ優勝を牽引した。彼が打席に入ると、ファイターズファンが彼のトレードカラーであるピンク色のビックハンドやタオルなどの応援グッズを振りかざしながら応援する光景が多く見られる。また彼は『ピンクリボン運動(乳がんの撲滅と早期検診の啓蒙活動)』にも賛同している。

あの“新庄剛志の後継者”として背番号1を受け継いだプロ入り10年目の森本稀哲外野手(28歳・右投右打)は、2006年からゴールデングラブ賞を3年連続受賞している卓越した守備力と、過去に2007年初の打率三割と24試合連続安打、2006年と2007年に連続リーグ最多得点を記録するなど俊足巧打がセールスポイント。スキンヘッドの個性的な風貌と、師匠である新庄譲りのコミカルな発言と試合前に仮装をして観客を沸かせたド派手なパフォーマンスでチームきっての人気者。しかし、昨季と今季は「序盤は打撃好調も手首に死球を当てて骨折→長期戦線離脱→復帰後は長期打撃スランプ」というパターンが定着してしまい、2年連続で1シーズンを通じてレギュラーに定着することが出来ず。今季は107試合に出場、316打数78安打・打率.247、本塁打1、打点29、勝利打点3、得点圏打率.284、盗塁9、犠打43(リーグ1位)と2年連続で規定打席に届かずじまいだった。今季は急成長した糸井外野手にセンターのレギュラーの座を奪われ、途中出場が増えるも、二度の怪我から復帰した後半ないし終盤から古巣であるレフトでようやくレギュラーに定着、ここでも守備の名人ぶりをフルに発揮。レーザービームでランナーを刺し、ピンチを救う場面が随所で見られた。加えて、打撃不振を補うかのように、自慢の俊足に犠打と右打ちの旨さで2番打者としてチームに貢献。特に犠打は成功率10割を誇り、初のリーグ最多儀打(43)のタイトルを獲得した。彼が打席に入ると、特に札幌ドームでは多くのファイターズファンが掲げたトレードカラーの緑色をした応援グッズで染まるシーンがとても印象的である。

今季は“左の代打の切り札”や外野のレギュラーとして、チームの貴重な担い手のプロ12年目のベテラン・坪井智哉外野手(35歳・左投左打)は、オフに一緒に自主トレをする仲でもある現・アメリカシアトルマリナーズ・イチロー外野手ばりの振り子打法と天才的なバットコントロールで阪神タイガースの1年目の1998年(.327)・2年目の1999年(.304)と2年連続打率三割、ファイターズに移籍した2003年には打率.330を記録。しかし2006年には打撃不振と度重なる故障により解雇→12球団合同トライアウト不合格→ファイターズと再契約(再雇用)という異例の経緯をたどった。再契約後は主に代打及び外野(主にレフト)の先発出場として活路を見出し、今季は84試合に出場、146打数39安打・打率.267、本塁打0、打点15、勝利打点2、得点圏打率.209、特に代打成績は49打数15安打・打率.306と代打の切り札1番手として、その存在を大いに示した。彼が打席に入るとファイターズファンは“7”の数字が入ったタペストリーを持ちながら、「PLーー!青学ーー!東芝ーー!阪神!!つーーぼーーいーーー!」と言う掛け声で始まるお馴染みの応援歌を歌う。これは阪神時代から同じである。

度重なる故障や成績不振に加え、自らのスキャンダル等により読売ジャイアンツから林昌範投手と共に交換トレードで移籍してきたプロ11年目のベテラン・二岡智宏内野手(33歳・右投右打)。10年間プレーしたジャイアンツ時代の豊富な実績(2003年遊撃手でベストナイン1回、プロ通算安打1123・通算本塁打157、オールスター6回出場)と全国的な知名度を引っさげ、まさに鳴り物入りで入団した彼は、移籍先の我がファイターズでも今シーズン前には金子内野手や小谷野内野手らと激しく遊撃や三塁のレギュラーを争うなど期待が高かったが、しかし昨年同様、古傷である足の怪我との戦いに明け暮れ、そのため足の負担をなるべく減らす為にプロ11年目の今季はシーズンを通して主にDHや代打での出場が目立った。その結果、69試合に出場、170打数43安打・打率.253、本塁打4、打点25、勝利打点3、得点圏打率.262と、明らかに実績の割には物足りない成績だった。でも彼の存在が小谷野内野手や金子内野手の奮起に繋がったことは大いに評価したい。ちなみに、その全国的な人気と知名度の甲斐もあって、移籍1年目のパ・リーグでもDH部門で通算7度目のオールスター出場を果たした。あとは実績や人気・知名度に見合った活躍をするだけである。

その他、外野の控えは、、、リーグ屈指の俊足を生かした代走要員&守備範囲の広い外野の守備要員であるプロ7年目の紺田敏正外野手(29歳・右投左打)は、昨季と同様に今季は主力の森本外野手の不調&戦線離脱により2番打者として先発出場の機会もよく与えられたが、好調時が長く続かず、更にはシーズン終盤には足を痛めて離脱したことにより、56試合に出場し、65打数15安打・打率.231、本塁打0、打点4、得点圏打率.200、盗塁2、犠打5という低調な成績に終わる。しかし、今季も得点圏にランナーを置いた時に貴重な代走要員として、あるいはゲーム終盤での外野(主にライト)の鉄壁な守備要員としての起用が多かった。
同じく代走・守備要員であるプロ2年目の村田和哉外野手(24歳・右投左打)は、現役選手では二番目に小柄(165cm)ながら自慢の快速を生かした守備と走塁、巧打がウリの選手。1年目の昨季がイースタンリーグ盗塁王を獲得、今季はイースタンで途中まで首位打者争いを演じたほど2軍では群を抜いている。目標でもある“赤星二世”としての素質は申し分ない。しかし今季は1軍と2軍を行ったり来たりしてあまり出場機会に恵まれず、44試合に出場、55打数16安打、本塁打0、打点5、得点圏打率.286、盗塁8、犠打2と1軍での成績はあともう一歩。後はいかにして数少ないチャンスを一軍でもモノにするか。転がせば内野安打になる確率が高いことから、しばし往年の名作野球ゲーム『ファミリースタジアム(ファミスタ)』に登場する脅威の俊足を誇るナムコスターズの“ぴの”外野手に例えられ、ファイターズOBの岩本勉氏からは“リアルピノ”と呼ばれている。

その他、内野の控え選手は、、、内野では何処でも守れるユーティリティーぶりと俊足巧打を武器に、主に代打・代走・守備固め、時たま故障者に代わる三塁及び一塁でのレギュラー出場と、チームきってのスーパーサブ選手として、今季はそのバイプレイヤーぶりをフルに発揮したプロ6年目の稲田直人内野手(29歳・右投左打)。今季は65試合に出場、65打数18安打・打率.277、本塁打0、打点7、勝利打点1、得点圏打率.235。また、梨田昌孝監督に「イナが横にいないと寂しい」と言わしめるほどチームNo.1のムードメーカーとして、あるいは母校・広陵高校の先輩である二岡内野手のフォロー役として一役買った。その元気で明るいキャラクターにより、札幌ドームで彼が打席に入るとファンが「ナーナーナーナーナーー」などとDJ.OZUMAの登場曲やオリジナル応援歌を歌いながら隣同士で肩を組み左右に歩いて踊るイナダンスが有名。チームメイトだけでなく多くのファンに愛されている人気選手である。
それから、内野(主に遊撃と三塁)の守備固め&内外野何処でも守れるユーティリティープレイヤーとして稲田内野手と共にゲーム終盤に重宝されるプロ12年目の飯山裕志内野手(30歳・右投右打)。3年連続でリーグ最多の守備固め出場という文字通りチーム屈指の「守備要員」。しかし、課題だったバッティングもいつのまにか向上したのか?打席機会が少ないにも関わらず、今季は76試合に出場、36打数12安打・打率.333、本塁打0、打点1、得点圏打率.250と、意外な好成績?をあげた。また、地味ながら左投手に強く、送りバントも上手い「バント要員」でもある。

今季ファイターズの捕手は投手との相性に応じて、鶴岡慎也捕手とルーキーの大野奨太捕手が併用された。
今季、一塁にコンバートされた高橋捕手に代わり、チーム1番手の捕手に浮上したのがプロ7年目の鶴岡慎也捕手(28歳・右投右打)。とりわけファイターズ不動のエースであるダルビッシュ有投手の“正妻”であり、彼がマウンドに立つときは必ずと言ってよいほど鶴岡捕手がマスクを被る。2006年から1軍に定着するも、昨季までダルビッシュ専属捕手のイメージからなかなか脱却できなかったが、リード面での成長もあり、今季からダルビッシュ投手以外にもマスクを被る機会が大幅に増える。現在、大野捕手との併用であるが事実上のファイターズの正捕手である。大野捕手が先発マスクの時もゲーム終盤になると“抑え捕手”として彼が代わりにマスクを被るパターンが多い。今季は特に的確で思い切りの良いリードと(ランナーがホーム突入の際に見せた)鉄壁のブロックが光った。今季は過去最多の122試合に出場、263打数58安打・打率221、本塁打1、打点29、勝利打点5、得点圏打率.276、犠打17。バッティングは率は低いが意外性があり、忘れた頃に突如として打棒が爆発する傾向がある。足はお世辞にも速くないが、バントや右打ちが上手い。そのため、通常は8番を打つことが多いが、捕手としては非常に珍しい2番スタメンで起用されたことも。愛くるしい童顔と出っ歯なのがチャームポイント?でニックネームは「ハーデル」もしくは「ガチャピン」。札幌ドームでは彼が打席に入ると「ガチャピン」をモチーフにした縫いぐるみやそのイラストが入った応援ボードが掲げられる。
今季から我がファイターズの一員となった大野奨太捕手(22歳・右打右投)は、大学No.1捕手との触れ込みで東洋大学から2008年のドラフト1位でファイターズに入団。シーズン前のキャンプ中に彼の強気でクレバーなリードと強肩強打が捕手出身の梨田監督の目に止まり、今季プロ一年目から鶴岡捕手との併用でほとんど1軍で過ごしたファイターズ期待の新星である。先発投手がベテランの藤井秀悟投手の場合、あるいはその他相性の良い若手投手の場合、彼が先発マスクを被り、そのつど新人らしからぬ配球で、強気にインコースを多めに要求し、好リードを連発。ただし、プロでの経験不足から配球を相手に研究されると打ち込まれてしまう場合も。ルーキーイヤーの今季は77試合に出場、154打数32安打・打率.208、本塁打3、打点15、勝利打点2、得点圏打率.200と、率は低いが持ち前のパンチ力のある(リストが強い)打撃を時折披露する。5月9日の横浜ベイスターズ戦では7回表にエースの三浦大輔投手からプロ入り初の本塁打(2ラン)を放ち、これが決勝点となる。東洋大学時代には正捕手となった3年春から4季連続リーグ優勝と明治神宮大会二連覇に大きく貢献し、4年春には捕手としては22年ぶりのリーグMVPに輝く。そのアマ時代の晴れやかな経歴から、生まれながらにして「何かを持っている選手」なのだろう。
しかし、この二人の捕手は盗塁阻止率が共に低いのが最大のネック。彼ら二人は共に強肩なのだが、それが結果に現れていない。投手がランナーを背負った時のクイックが徹底していなかったのもあるだろう。そして被本塁打が多かった。その大半が投手のコントロールミスなのだろうが、配球によっては防ぎ様もあったはず。これらは今後に向けて大きな課題である。

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コメント

とうきびが交流するの?

投稿: BlogPetのみるく | 2009年10月20日 (火) 15時10分

みるく、毎度コメントありがとう!

私が交流?何の?(笑)
まぁね、これからもマイペースで主にブログを通じて「交流」をしたいと思いますよ☆

投稿: とうきび | 2009年10月21日 (水) 23時12分

すごく面白いブログですねっ!
これからも頑張って下さい!

投稿: 松坂世代 | 2009年11月18日 (水) 23時39分

松坂世代さん、初のコメントを頂き、誠に有り難うございます!!!!!
・・・いやいや、どうも有り難うございます!!! 
そのような嬉しいお言葉を頂けるとは!!…大変恐縮しております!!
今後ブログを更新するのに張り合いが出ますよ!

そちらの松坂世代を特集するサイトは非常に興味深いですね!! 
これからは楽しみに拝見させて頂きますよ!!!!!

この度は本当に有り難う御座いました!!!!
今後も当ブログをどうかヨロシクです☆

投稿: とうきび | 2009年11月19日 (木) 20時13分

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