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2007年11月19日 (月)

洞爺湖町・㈱わかさいも本舗 『わかさいも』

 
戦前から、発祥地の(虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉に留まらず、北海道を代表する銘菓の一つ、【㈱わかさいも本舗(本社・本店:北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉108わかさいも』。
(外装は)北海道の有名観光地、(箱は)屋台のイラスト入りのパッケージデザイン、筆字の「わかさいも」のロゴマーク、そして独特の香ばしい匂い…これは創業当初から昔と殆ど変わらない。
10月24日、同じ洞爺支笏国立公園内にある札幌市南区定山渓温泉のリゾートホテル定山渓万世閣ホテルミリオーネの1階にある土産店にて購入。
歴史を感じさせる老舗の銘菓『わかさいも』。
厳選された北海道産の原料に熟練の職人の“技”と“情熱”から生み出される。
今回は9個入り(790円)のものを購入した。
“いも”と謳っておきながら、イモ類は一切使われていない。
出来るだけ本物の焼き芋に似せようと、皮は小麦粉と卵で作り、卵黄と減塩醤油を合わせた“卵黄醤油”を塗ってこんがりと焦げ目をつけた香ばしい「白あんのおまんじゅう」です。
当時、和菓子に醤油を使ったのは全国初の試みだったとか。
皮に焦げ目をまんべんなく付けるために、
蒲鉾のように串で刺し、回転させながら焼いている。
僅かに、あんの中心部に穴が開いているのが分かる・・・かな?!
中は、「大福豆」や「手亡豆」で作った白あんに、サツマイモの筋(繊維)に見立てた「金糸昆布」が使われている。
ご覧の通り、「金糸昆布」がまるで本物のイモの繊維の如く“演出”しております。
しかも、見た目だけでなくホクホクと食感も本物の焼き芋そっくりなんです!!!
私は、土産店でわかさいもを見つけると、つい手に取ってしまう。
今回久しぶりに購入し、箱を開けると、この独特の醤油が焦げたような芳しい香りが漂ってきた、、、いやぁ~懐かしい~っっ!!
以前、北海道内で流れていた『わかさいも』のTVCMでは“(わかさいもは)道産子のDNA”という謳い文句だった...これは分かるような気がする(笑)
現在の謳い文句は“(わかさいもは)北海道のスロー風土”とか。
近年は新興勢力に押され気味だったのが、最近ふって沸いた北海道No.1(全国でも第2位の売り上げ)観光土産の石屋製菓『白い恋人』関連の不祥事&販売停止により、この『わかさいも』が再評価されつつある。
そして、来年7月から世界で注目を浴びる北海道洞爺湖サミットが本社の地元・洞爺湖で開催されるので、その注目度に乗じて一気に販路拡大に努めたいところだ。
で、何でこのような“焼き芋そっくり”なお菓子(まんじゅう)が出来たのか・・・・・それは、北海道ではサツマイモの栽培が難しく、サツマイモが手に入りにくかった開拓期から戦前までの時代背景を表している。
元来、サツマイモは寒さに弱い作物。
しかし、長年にわたる品種改良の成果により、北海道の気候に適した耐寒性を持つサツマイモが2,3年前から千歳市周辺で収穫できるようになった。
さてさて、久々に食べてみると・・・まず、醤油の焦げた芳しい香りが口の中にぱーっと広がり、中の白あんのホクホクとした食感と程よい甘さ、そして、金糸昆布の“細かい芸当”...この食感と風味がたまらない!!!!!!!
なまら美味いっっっ!!!!!!
いつ食べても変わらない伝統の味で安心する…これ大事なことだよ!
1923年に【わかさいも本舗】の創業者・若狭函寿氏は『わかさいも』の前身である「やきいも」を考案し、当初は寿都郡黒松内町黒松内駅で販売していたが、1930年5月に現在本店がある洞爺湖温泉へ移り、「わかさや」を開業。
そのとき、『わかさいも』と改名
されたのが、このお菓子の始まり。
戦中・戦後の原料が入りにくい苦しい時代を乗り越え、
1959年には、ロンドンで行なわれた第45回国際菓子大博覧会で金メダルを受賞。
1961年には、ハワイで行なわれた全国銘菓展で金メダル並びに食品衛生優良施設として厚生大臣賞を受賞。
1973年には“お菓子のオリンピック”と称される第18回全国菓子大博覧会で名誉総裁賞を受賞。
・・・・日本国内に限らず、世界が認めた銘菓である。
1977年、2000年の二度にわたる有珠山の噴火にもめげなかった。
しかし、わかさいも』には類似品が多いのが困りもの。
例えばわかさ屋いも』『いも風味』『わかさっこいも』『手焼き芋で、いずれも「本家」「元祖」を名乗っているから非常に紛らわしい。
しかも、姿・形からネーミングまで非常に良く似ているので、地元民でさえ区別がつかず、よく間違えるほど。
その中で特に有名なのが【(有)わかさ屋本舗】の『いも風味』で、本社・工場は札幌市西区宮の沢1条3丁目にある。
去年行った中山峠(道の駅『望羊中山』)や、先月24日や今月4日に行った定山渓温泉の【定山渓物産館】にも『いも風味』が売っていた。
一説には【若狭屋老舗】の『わかさ屋いも』寿都郡寿都町字大磯町)がこれら“イモもどき系菓子”の元祖(創業1909年と一番歴史が古く、当初は同じ「わかさいも」と名乗っていた)という。しかも、いずれのお菓子も寿都郡がルーツで創業者の名前が寿都郡に多い「若狭(わかさ)」さんなのである。
更には、石川県・能登地方にもわかさいものようなサツマイモに似せたまんじゅう菓子が沢山存在するという。何故なのかは謎だか。
・・・調べれば調べるほど、私のマニア心を大変くすぐられるので、今度『いも風味』も試しに買ってみよう(笑)
 
......何はともあれ、このわかさいもを一つ食べると、もう一つ手を伸ばしてしまうほどヤミツキになります。
また食べたくなったよ。。。
機会がある方は、是非ご賞味アレ☆★☆
ちなみに、㈱わかさいも本舗には『わかさいもの姉妹品で、『わかさいも』に衣をつけて油で揚げたいもてんという商品もある。
洞爺本店では、揚げたてのいもてんの実演販売も行なっている。
このいもてん』もまた、1994年に行なわれた第22回全国菓子大博覧会で名誉総裁賞を受賞している銘菓である。
また、札幌市豊平区平岸が本店の有名な洋菓子&フランス料理店札幌コートドール】をはじめ、
有珠山ロープウェー大雪山・旭岳ロープウェー、レストラン・売店・ゴルフ場などを経営する【ワカサリゾート㈱】、
回転寿司チェーン【海天丸】など複数の外食チェーンを展開するワカサフーズ(若狭本社㈱)、不動産業の若狭地所㈱】、
宮城県蔵王町の『みやぎ蔵王えぼしスキー場』を経営する【宮城蔵王観光㈱】などは、
いずれも【㈱わかさいも本舗】が母体の「わかさいも本舗グループ(わかさグループ)」の会社である。
1930年に誕生したたった一個のお菓子わかさいもが、今や多角経営を推進する一大企業グループ体にまで発展させた。
・・・・・欧風菓子 札幌コートドールのスイーツもまた、結構美味しいものが多いので、いずれご紹介しますよ☆
尚、『わかさいも』『いもてん』など【㈱わかさいも本舗】のお菓子は、本店がある洞爺湖温泉の他、新千歳空港やJR札幌駅前の札幌エスタや札幌パセオ、登別温泉、室蘭市内、伊達市内の直営店(札幌にある関連店の「菓匠 甘仙堂」も含む)、道内各地の土産店でも取り扱っている。

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