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2007年11月22日 (木)

(夕張郡)栗山町・谷田製菓㈱ 『谷田の日本一きびだんご』

今回紹介するお菓子は、昔から道産子にとって馴染み深いお菓子、谷田製菓㈱】の『谷田の日本一きびだんごです。
谷田製菓㈱は、空知管内(空知支庁)の南部(南空知エリア)、夕張郡栗山町(夕張郡栗山町錦3丁目134)にある創業94年の老舗菓子メーカー。
・・・・夕張郡栗山町といえば...ご存知!!テレビ朝日系で毎週日曜朝7時半から放送中の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』で悪役・メレの好演が光る、人気アイドルの平田裕香ちゃんの出身地です!!!
―――――さて、この『谷田の日本一きびだんご』は栗山町を代表する名物の一つであり、世に生み出された1923年から約84年間、多くの道産子に愛され続けている北海道銘菓である。
但し、「きびだんご」といっても、おとぎ話の『桃太郎』にも登場する岡山県名物の串に刺さった羽二重餅の団子をイメージするものではなく、
北海道で主流となっているオブラートに包まれた板状(短冊状)の駄菓子系餅菓子を指す。
北海道のそれは黍を全く使用せず、団子とは似ても似つかない長い板状(短冊状)のものであり、「起備団合(きびだんごう)」と書くのに起因する。
それは、ちょうどこの餅菓子が生み出されたのと同じ1923年に関東大震災が発生、関東の復興を願うと共に、北海道の開拓精神(開拓時代の助け合いの精神)の気持ちを込めて「起きることに備え、みんなで力を合わせる」という意味で名付けられたもの。
このネーミングは、現在の三代目社長・谷田新太郎氏の祖父で、創業者(初代社長)の谷田可思三氏が考案した。
約84年の歴史がある銘菓なので、道産子なら必ず一度は口にした事があるでしょう。
ウチの母も小さい時から好きで、今でも時々食べている昔なつかしの味。
前回紹介したわかさいもに続く道産子のDNA”といってもいいでしょう。私も母の影響で小さい頃からよく食べておりました。
昔から変わらない桃太郎のパッケージが一層とノスタルジーを駆り立てる。
縦・約14.0センチ、横・約4.3センチ。内容量は約70グラムで、一本105円(税込み)。
ご覧の通り、オブラートに包まれた長い短冊状の餅菓子であり、ミルクコーヒー色ないしキャラメル色をしている。
これと似た(オブラートを使用した)例として、昔からお茶請けのお菓子として有名な一口サイズ(長方形)のオブラートに包まれた寒天ゼリー菓子があるが、それから、保存が利く(賞味期限は約5ヶ月間)のも嬉しい。
いずれも軟らかさ・水分を保持し、包装紙と密着しないようにするために発案されたもの。
また、食べる時も手に付かないので非常に食べやすいのもその理由か。
今では、薬を飲むとき以外、これらのお菓子のようにオブラートを食品に使用することはあまり見られなくなったが、
戦前から続く、オブラートを食べる“レトロな感覚”を現代でも堪能できるので、ある意味とても貴重な存在である。
固くはなるが、通常だと1年以上持つのだそうだ。元々、災害時や労働時に携帯できる非常食として重宝された経緯もある。
かつては栗山町の隣町、夕張市の炭鉱で働いていた炭鉱夫たちの間では、腹持ちが良くて保存が利くこの谷田の日本一きびだんごをいつもポケットに忍ばせ、お腹がすいた時に食べていたという、重労働には欠かせないおやつだった。
しかし、原材料は、愛知県産の麦芽水飴、道内産の砂糖・もち米、甘あん、オブラート、炭酸カルシウムと、ほぼ全て天然の素材から作られる。
合成保存料や合成着色料は一切含まれていない。
安心安全が叫ばれる今の時代にピッタリのお菓子だ。
      
それではその製造工程を簡潔に紹介しましょう。
まず、一晩水につけた道内産トラ豆を蒸し、皮やアクを取り除いてから、麦芽水飴と一緒に大きな釜に入れ、熱しながら4,5時間混ぜ続けると、黒っぽい(キャラメル色の)甘餡(あん)が出来上がる。
次に、予め蒸して(餅をなめらかにする為)石臼(うす)ですりつぶし糊状になったもち米と砂糖と一緒にこのあんを別の釜に入れて混ぜ合わせ、更に麦芽水飴を加えて機械で4時間ほどかき混ぜると茶色いお餅(きびだんごの素)が出来上がる。それを手作業で瞬時に救い上げる。
そして、その「きびだんごの素」が型にくっ付かないようにするため炭酸カルシウムをまぶしてから、長方形の型に流し込んで気温15℃ほどの部屋に移して約一時間ほど冷ます。
最後に、その「きびだんごの素」をそれぞれの商品の大きさ(板状)に切り、オブラートに包んで(パッケージ)包装すると出来上がり。
包装は一つ一つ手作業で行なわれる。
・・・この工程はだいぶ機械化が進んだとはいえ、約84年前と変わらない手作業を重視したオリジナル製法である。
   ◇
このキャラメル色は、麦芽水飴や砂糖などの原材料が熱されてカラメル状になったためだろう。
久々に食べてみると...この香ばしい味は確かにカラメルのようだ。これは見かけ同様に、岡山名物の『きびだんご』と決定的に違う所である。
素朴だけど風味豊かな味で、割とあっさり目の甘さ、マイルドテイスト、優しい甘さの砂糖飴のような味。これは(麦芽水飴とトラ豆から作った)甘あんが入っているため。
だから、お腹がふくれない限り、幾つ食べても飽きないのである。
しかも、オブラートと共に食べるので余計にあっさりと感じる。
このオブラートのパリパリ感がまたたまらない(笑)
そして何より、餅特有の粘りとコシがある。以前紹介した仙台銘菓『くるみゆべし』に似ているが、この日本一きびだんごの方が軟らかいくて粘りが強い。
引っ張ってもなかなか千切れない。
この歯ごたえがまたいいんだよなぁ…う~ん、なまら美味いっっっ!!!!!!!!
もし固くなったら、ストーブの上においたり、電子レンジやオーブンなどで軽く温めて軟らかくすると、再び美味しく食べられる…まぁ、お餅の菓子だからね。
いやぁ~、それにしても、いつ食べても全く変わらない、素朴で懐かしい味だなぁ~...これが長年北海道民に愛され続けている理由なのかもしれない。
   ◇
北海道ではこの『谷田の日本一きびだんご』の他に、函館市にある【㈱天狗堂宝船】の『〝北海道銘菓〟日本一きびだんご』や、同じく函館市国産製菓㈱】の『〝北海道名物〟日本一きびだんご』という類似品がある。尚、『〝北海道銘菓〟日本一きびだんご』はこの後紹介予定。また『〝北海道名物〟日本一きびだんご』については只今捜査中。
更に、北海道以外にも、名古屋愛知県)の【見田製菓】と【共親製菓】が、北海道で主流の「駄菓子系きびだんご(日本一きびだんご)」とほぼ同じ餅菓子を作っているらしい。
それは、愛知県から西の地方(関西、中国、九州・四国全域など)で販売されているとのこと。
・・・・ということは、西日本・南日本エリアの人にも馴染み深いお菓子ということだネ☆☆☆☆
この谷田の日本一きびだんごは、谷田製菓本社をはじめ、カルチャープラザ「Eki」、【㈱美津和商会】、地元・栗山町のスーパー各店のほか、
道内のスーパー(主にダイエーやラルズ、ポスフール、ラッキー、市民生協)各店やJR駅の各キオスクで販売している。
また買って来よ~う♪♪♪♪
この他にも谷田製菓㈱】の商品は、『袋入りきごだんご』やメロン味の『きびだんご物語メロンチック編』、ミルク味の『きびだんご物語牧場編』、冬季限定(11月~1月)商品の『大嘗飴』(全3種)がある。
   ◇
ちなみに、栗山町では【谷田製菓㈱】よりも古く、約129年の歴史(1878年創業)を誇る老舗酒造メーカーの【小林酒造㈱】がある。
全国でも評価が高い銘酒『北の錦』(「の地でを飾る」という意味)が主力商品。
毎年4月の中旬には、同町で谷田製菓㈱【小林酒造㈱】の老舗両社が共同参画したイベント『老舗まつり』が行なわれる。
それは、お酒を醸造する酒蔵や、お菓子を製造する工場を見学できたり、無料で両社の製品を味わえるというものである。
その他、栗山町には、町名の“栗”に由来する『栗まんじゅう』(㈱美津和商会)『里の栗』(栗山製菓㈱)という老舗の銘菓もある。
これらのお菓子についても、スイーツ好きとしては、上記の【国産製菓㈱】の『〝北海道名物〟日本一きびだんご』共々、いずれ食べてみる(調査してみる)必要があるかも。。。

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コメント

goodお恥ずかしながら「きびだんご」数日前に初めて食べました。

近くのスーパーで買ったのですが、ネットで購入出来ないか検索中に、

こちらの「きびだんご」について熱く語られていたサイトを見つけ

お邪魔しました。

大きいきびだんごはデパートなどで目にしていましたが、

買って食べるという気にはなりませんでしたが、

一口サイズのものを珍しいということで購入。。。

食べたら病み付き 6才の甥っ子までも虜にしてしました。

恐るべし「きびだんご」だてに80年以上

続いている訳ではありませんね。

「きびだんご」について分かってもらえる人に巡り合えて感激!!

勝手なこと書きました。すみません。

お邪魔しました。

投稿: kasaru_2005 | 2008年10月 7日 (火) 11時31分

kasaru_2005さん、初めましてsign03

はるばる検索して当ブログにお越し下さり、誠に有り難う御座います!!!!shine

ああ、袋に入ったキャンディーサイズのきびだんごですね!!!

関東のスーパーでも売っていたのですかsign02
一応、これは北海道限定品で、本州では北海道のアンテナショップかデパートなど定期的に開催される北海道物産展でしか手に入らないと思っておりましたが・・・何はともあれ、このきびだんごの美味しさに気付いて下さる方が本州にもいらっしゃると分かり、私も本当に感激しております!!!

余計な合成保存料などが一切入っていない、昔ながらのシンプルな原材料による製法で作られているので、大人だけでなく子供のおやつとしても最適ですよ☆

ホント、素朴な味だけど美味しいですよね~♪

これからも、この『谷田の日本一きびだんご』をご愛顧下さい!・・・って、谷田製菓の回し者ではないですけど(笑)

改めて、今回初コメントを下さり、本当に有り難う御座いましたhappy01

kasaru_2005さんのブログも楽しく拝見させて頂きます☆

投稿: とうきび | 2008年10月 8日 (水) 02時05分

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